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第142回 2022年3月号

〜評価制度構築の考え方〜

社員の本心

評価(考課)制度とは、社員一人ひとりの勤務成績を評価し、待遇に反映させるしくみのことを指します。

社員は皆、自分のことを高く評価してほしい、待遇を上げたいと考えています。

従って、社員の評価制度に対する本心は、どうすれば自分の待遇を上げることができるのか?という点に存在します。

会社の本心

一方、会社が社員を評価する本心は、会社の事業目的に貢献してもらうため、です。

会社の事業目的に大きく貢献してくれた社員を高く評価し、高い待遇を行う。これによって社員の事業目的への貢献意欲を引き出したい、ということです。

社員の本心と会社の本心を一致させることができているか?

従って、本来評価制度とは、

�� 会社の事業目的に貢献するとはこのような行動をとり、実績を上げることである、ということを
�� どの立場にいる社員に対しても具体的に伝えている

ものである必要があります。

売上や利益といった実績を継続的に上げるためには、そのための正しいプロセス(強みの出し方)が会社ごとに存在します。それぞれの会社の経営理念、基本方針、戦略に基づく行動規範です。

この行動規範を評価制度の中に採り入れてこそ、社員の実行、実践を引き出すことができます。

これが「社員の本心と会社の本心を一致させる」ということです

この本心の一致を妨げる最大の要因が公平、公正な評価制度となっているか?という「心配」です。

どのような視点から社員を評価したら公平、公正な評価となるのか?

その評価基準で公平、公正な待遇決定が行えるか?

という心配です。

会社における評価は、抽象的な能力を評価したり、完全無欠な待遇決定を目的として行うものではありません。会社の事業目的を実現するために行うものです。

上述したような「心配」は、「本心」を一致させた評価制度を点検する際に「念のためにするべきもの」です。

この順番を間違えてはいけません。

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