
創業した企業の業容が拡大すれば、人を雇い、組織をつくって仕事をするようになります。中小・中堅企業の場合、組織をつくっても「一人何役もこなす」というのが通常かもしれません。このとき、ただ成り行き任せで役割分担を進めると、業容の拡大にブレーキがかかり、それ以上の成長は望めない事態が発生します。
そこで今回は、業容の拡大、会社の成長にブレーキをかけない役割分担、組織の設計の仕方について解説してみたいと思います。
最も重要なポイントは、会社の現在の事業内容に照らして“中核となる機能”を常に整理しながら役割分担や組織の設計を考える、ということです。“中核となる機能”とは、その機能なくしては現在の会社の事業は成り立たなくなる機能のことを指します。この“中核となる機能”を整理せずにただ成り行き任せで役割分担や組織の設計を進めていくと、次のような事態を招くこととなります。




このような“穴”を組織の中につくらないようにするには、上述のとおり会社の現在の事業内容に照らして“中核となる機能”を常に整理しながら役割分担や組織の設計を考えることが大切です。これをやっておけば、

上述のとおり、会社の現在の事業内容に照らして“中核となる機能”を常に整理しながら役割分担や組織の設計を考えていくと、次第に組織で仕事をする会社となっていきます。しかし、組織は常に最適なあり方を求めて改編していくべきものです。例えば、会社の事業内容の変化に伴い、かつては中核機能の一つを担っていた部門であっても今では他の部門の中に吸収した方が最適である、と判断される場合もあるでしょう。また、中間管理職の存在がかえって部下の成長を妨げているような場合、中間管理職の職制を廃止するといった対応が必要となることもあるでしょう。そしてこのような組織改編を行うときに常に忘れてはならないのが“組織の3要素”です。

改編後の組織に上記3要素を当てはめてみたときに、どれか1つでも不明確な点があれば、現実の明日からの仕事に混乱を生じさせることになります。

プロジェクトチーム等、組織に横串を入れるような対応が有効なケースもあります。しかし、そのプロジェクトチーム自体についても上記“組織の3要素”が明確でなければ(既存の組織との関係を含む)、単なる“勉強会”に終わってしまうか、業務、事業に混乱を生じさせる結果をもたらします。
業容の拡大、会社の成長にブレーキをかける“組織の穴”は、会社の“中核となる機能”、すなわちその機能なくしては現在の会社の事業は成り立たなくなる機能を常に整理しながら役割分担や組織の設計を考えることでつくらずに済みます。決してただ成り行き任せで役割分担や組織の設計を考えてはいけません。また、組織は常に最適なあり方を求めて改編していくべきものですが、

の3要素のどれか1つでも不明確な点があれば、現実の明日からの仕事に混乱を生じさせることになります。プロジェクトチーム等、組織に横串を入れるような対応が有効なケースについても、そのプロジェクトチーム自体についてこの3要素が明確でなければ(既存の組織との関係を含む)、単なる“勉強会”に終わってしまうか、業務、事業に混乱を生じさせる結果をもたらします。