
人事考課表とは社員の人事考課を決定するために使用する様式のことを指します。
人事考課の手法や具体的内容は会社や職種、階層によって様々です。
しかし、人事考課表に記載される事項にはおおむね共通する部分もあります。
次のとおりです。
�� 被考課者(考課を受ける人)の基本的な情報。
・氏名 ・所属 ・資格・等級などの処遇上の位置づけ ・職位など
�� 人事考課の基準、内容。
・人事考課の項目
・人事考課の項目ごとの評価段階(A、B、C、Dなど)、評価点
・総合得点、総合評価の段階
�� 考課者(考課する人)のコメント記載欄。
被考課者による自己評価制度がある場合には自己評価欄が追加されます。また、目標管理制度を導入している場合には目標として記載された事項が��の人事考課の基準、内容となります。
人事考課表は1枚の様式ですべて完結することが望ましいです。現場で働く人にとっては簡単であることも重要な要素だからです。
しかし、上述した��人事考課の基準、内容の部分が1枚の様式では収まらない場合もあります。
人事考課の項目ごとの評価段階(A、B、C、Dなど)について、どのような場合にどの評価段階に該当するのかを具体的に定義している場合などは1枚の様式では収まりません。

また、人事考課の項目ごとの理解を得やすくするために具体例を複数記載しているような場合にも1枚の様式では収まらなくなります。

労力をかけて人事考課制度を運用する最大の目的は
自社の強みとすることがらを現場で働く社員に
現実に実行してもらうこと
です。
そのためには人事考課の基準、内容は社員が働くうえでの指針となるわかりやすいものである必要があります。
従って、上述した2つのような場合には人事考課の基準の部分は人事考課表とは別様式とする必要があります。
人事考課表には人事考課の項目のみ記載しておき、人事考課の基準の具体的内容部分は別紙に譲るということです。

商業施設のテナント店舗など、人事考課表を電子化できない場合も多々あります。このような場合には様式、紙幅による制約よりも人事考課制度を運用するそもそもの目的を優先することが大切です。